名言が豊富?「ひろさちや」さんの本「世捨て人のすすめ」を読んだ感想【ブログで内容紹介】

管理人の little entrepreneur(@litpre_libelife)です。

今回は、私が読んで良かったと思う本を紹介します。

 

 

 

世捨てのすすめ

ひろさちや

実業之日本社

 

まず、本のタイトルが衝撃的ですね笑

 

世捨て」と聞くと非社会的なイメージかもしれませんが、本書は仏教の教えをもとに至極まっとうな生き方を提唱してます。

 

著者は、気象大学の元教授で仏教を中心とする宗教の解説者として有名な方です。

 

この本では、世間の物差しから自由になり、自分にふさわしい生き方を見つけるためのヒントが詰まっています。

 

どんな人に読んで欲しい本か
  • 世間体を気にして自由に生きられない
  • 人との競争や見栄の張り合いに疲れた
  • 価値観の違いを認め合える社会にしたい
  • 正しさに固執しないで柔軟に生きていきたい人

 

これから私が印象に残った部分を抜粋し、内容を紹介していきます。

 

 

 

自分のものさしを信じよう!

 

この本では冒頭から刺激のある言葉が書かれてます。

 

世間の奴隷になるな(p.20より引用)

私たちは常に周囲の人々や世間のことばかり気にして生活しています。

著者によると、主体性を持たずにただ世間に対して反応し、引きずりまわされていると世間の奴隷になってしまうとのこと。

 

社会の求める「よく生きる」の「よく」は国家や会社にとって都合のいい生き方だったりします。

私たちは「よく生きる」必要なんてなくて、自分の好きなように生きていいのです。

ただ、他人も好きなように生きる権利があり、それを侵害してはいけない。

 

私たちは他人にこのように生きるべきと、社会が公認する「よい生き方」を押しつける傾向があります。

それは個人の自由を無視することであり、大切なのは「自由」という著者の思想に強く共感しました!

 

 

うぬぼれのすすめ(p.29より引用)

自惚れると聞くと、実際以上に自分を優れていると思う、という意味でマイナスのイメージを持つことが多いのでは?

 

しかし、ここでいう実際とは世間が下す評価のことであり、それが正しいという前提が含まれているのには違和感があります。

 

実のところ、世間に人間を見る目があるのかは怪しいです…(結局は主観的でいい加減なもの)

そのため、あまり世間の評価に自分の身を委ねると本質を見失う危険性があります。

 

もともと正しいとは限らない世間の評価を真に受けないことは大切だと感じます。

 

 

忙しいのは不幸(p.53より引用)

一般的に、日本人は忙しいことを自慢にしているけど、それはおかしいとのこと。

著者は自分のために使える時間は、多ければ多いほどいいと述べてます。

 

これは私も社会生活を送る上で常々、実感しているところです。

なんだか、忙しいと思われるのは良いこと、忙しくしていないといけない、みたいな空気がありますよね。

(個人的には、そういう見栄が非効率をつくりだす部分もあるように思います…)

 

忙しいとは、心(りっしんべん)を亡くすという意味であり、本来は不幸なことです。

従来の勤勉を美徳とする考え方は、生きにくい社会をつくるのではないか?

 

著者の考えにとても共感しました!

 

 

奪い合うのではなく分け合う

 

今の日本は熾烈な競争原理が世の中を支配しています。

その結果、格差が生じて一度社会の枠組みから外れると厳しい…

余裕のある人が持たざるものと分け合えるように社会がまわれば理想的です。

 

 

少欲知足 欲望をちょっと少なくすれば、幸せになる(p.69から引用)

競争社会では他人より優れていること、豪華な生活を送っていること等が賞賛されがちです。

 

これに対して仏教では、少欲知足の教えが説かれています。

これは、自分の欲望をちょっとだけ少なくし、足るを知る心を持つこと。

 

実際、欲が多いって実は幸福なことではないと思うんですよね。

それは、何かを手にしても常に満たされない状態ということだから。

 

私の周りは自分も含めて安定した雇用条件で働いている人が多く、少欲知足な人は少ないです。

 

そのため、私のような若者は「草食系」と言われ、欲が少ないのはまるで良くないことのような扱いを受ける時もあります。

 

確かに、もっと贅沢をしようと思えばいくらでもできるのかもしれません。

周りの価値観に合わせるために、お金を使おうとしたことだってあります。

それでも、私には物欲や承認欲求を満たすためにお金を使うことはできなかった…

 

色々と悩んだ末に、最近は思うのです。

別に欲が少なくたって、他人から見るとダサくても些細なことで満足できるなら十分、幸せな生き方ではないかと。

 

みんなに認められるために全てを手に入れる必要なんてない。

自分の親しい人たちと幸福を分け合えればそれでいい。

 

少欲知足は素晴らしい教えだと思います!

 

 

多様な価値観を認め合うこと

 

二人の人間がいれば、日本人はすぐに意見の統一をはかり、二人がともに同じ意見を持つようにすべきだと考えます。

(p119から引用)

大同小異という言葉について、日本では「小異を捨てて大同につく」と考える。

これは、違いがなかなか許容されにくいということ。

 

確かに、一般的に人と違うことをネガティブに捉えることが多い傾向にあるかな。

そのため、空気を読んで周りに合わせる文化が成立し、息苦しく思うことも…

 

誰かの決めた基準に合わせ、人目を気にしながら生きるのは辛いことです。

参考:

人と自分を比較して劣等感を感じたり落ち込む必要はない!気になる他人の評価を気にしない方法

 

みんなそれぞれ違った価値観を持っているからこそ、面白い社会になるはずです!

 

複数形の思考 むきになって言い争うのではなく、認め合えばいい(p124より引用)

著者の言うように、複数の意見や正義が共存できる前提に立てば、わかり合うことはできるのです。

だから、私は自分の意見が絶対だとは考えないし、それを押しつける必要もないと思います。

 

多様な価値観を認め合うことをもっと多くの人が意識すれば、みんなにとって生きやすい社会になりそうです。

 

 

善人を目指すと悪人になってしまう

 

随分と逆説的な言い回しですが、真面目に生きようとし過ぎると様々な弊害があるということです。

 

正しいことは言うな (p.176より引用)

これは、正論は時に人を傷つけるということ。

人の事情や理由を斟酌せずに正しいことを言うのは、正義を傘に相手を裁くことに他ならないからです。

 

人間の言葉にはトゲがあるのは事実です。

自分の正しさをもって相手を責めるのではなく、何も言わずにじっと相手の話を聞くことが本当の慈悲だと述べられてます。

 

確かに、自分の正しさを主張するために相手を打ち負かす必要まではないですよね。

私もたとえ自分に正当性があったとしても、それを相手に認めさせようとは考えません。

 

 

自己の非を認める (p.191より引用)

私たち人間は過ちや失敗をする存在です。

仏教では過ちが悪いのではなく、懺悔をすることで弱い自分を認めて他人の過ちも赦せる人間になることが説かれてます。

 

完璧な人間なんていないとわかれば、むやみやたらと他人を責めることはないでしょう。

自分の正義はあくまで主観的なものであり、別の立場から見れば間違いかもしれない。

人の数だけ正義があることを認識し、自分の正当性を疑ってみるのも大切とのこと。

 

過ちを犯す自分を認めることができれば、他人を赦すこともできますね。

 

このように、正しいことを追求して善人を目指そうとすると、逆に他人を傷つける悪人になってしまう恐れがあります。

自分の正しさが誰かを傷つけたりしないか、私も冷静に考えてみたいと思います。

 

 

本を読んだ感想と今後の指針

 

この本を読み、世捨てとは人生を諦めることではなく、世間の価値基準から自由になることだと悟りました。

 

今後の指針としては、

  • 自分の生き方を信じること
  • 少欲知足の姿勢で生きること
  • 自分とは異なる価値観も受け入れること
  • 正しさに執着しないこと。

などを意識していきます。

 

今回も私の考えを交えながら書きましたが、あくまで一つの考え方。誰かを否定する意図はないです。

 

本書は仏教の教えが随所に散りばめられ、世の中の矛盾を鋭く指摘する内容でした。

少し清貧の思想が強いですが、社会生活で感じる疑問の解決となりそうな考え方が多く、心が軽くなりました。

 

著者の思想は世間の価値観とは一線を画すものですが、現代社会の生き辛さに一石を投じる本だと思います。

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「さとり世代」と呼ばれる若者です。 なんでもやりたがり屋な性格のため、現在は投資を中心として、いろいろなことに挑戦しております。 人生の目標は、自分らしく自由に生きること! 趣味:読書、廃墟探索、史跡巡り、音楽鑑賞、サッカー観戦、英語学習 投資:FX(外国為替証拠金取引)、仮想通貨、インデックス投資、ETF(上場投資信託)